ファイアーエムブレム風花雪月はつまらない?面白い?プレイした感想と評価・レビュー
- ファイアーエムブレム 風花雪月はつまらないのか?面白いのか?
- ファイアーエムブレム 風花雪月をおすすめできる人
- ファイアーエムブレム 風花雪月の良いところ・悪いところ
この記事では、ファイアーエムブレム風花雪月のご紹介をさせていただきます。
【公式紹介映像はこちら】
つまらないのか?面白いのか?
クリアまでプレイしましたが、とても面白かったです!
ストーリー、キャラクター共にとても魅力的で、時間を忘れてプレイしました。
私は、過去多くのファイアーエムブレムシリーズをプレイしてきましたが、トップ3に入る出来だと感じました。
ただ、本作はファイアーエムブレムの中でも「プレイヤーを自由に操作して散策する」「キャラクターとお茶会をする」「主人公が教師であり、指導、学園生活が中心のシステム」といった新要素を取り入れており、ストーリー、戦闘をメインに楽しみたい人にとっては面倒と感じる要素も少なからず存在します。
新要素を受け入れられない方は、つまらないと感じてしまうかもしれません。
しかし、新要素は必須要素ではないため、従来のファイアーエムブレムのようにストーリー、戦闘メインでプレイすることも可能です。
チュートリアルも多い為、シリーズ未経験者の方も安心です。
どんなゲーム?
- ジャンルはシミュレーションRPGです。難易度は調整できるのでシリーズ未プレイでも安心です。
- 学校の教師となって生徒を育てていきます。
- お茶会みたいな要素があり、学園モノみたいな印象を受けるかもしれませんが、無理にプレイしなくてもストーリーは進められます
- ストーリー後半は戦争がテーマであり、現在の世界情勢と被るものがあり、己の正義について考えさせられます。
- 3人の主人公がおり、ストーリーの全容を知るには複数回プレイが必要です。
教師となり、個性的なキャラクターたちと共に成長していきます。
メインストーリーはリアルかつ骨太です。常に死と隣り合わせな世界観です。
戦闘は初心者でも安心設計です。
行動決定までに敵が攻撃してくるかあらかじめ予測できます。
シミュレーションRPG入門としてもバッチリです。
随所に差し込まれるムービーシーンは美麗です。
キャラクターたちとお茶会が楽しめる!(個人的にはいらない…)
どんな人におすすめ?
シリーズ経験者には是非プレイしてもらいたいです。
私はSFC,GA,Wii,ゲームキューブと各ハードのファイアーエムブレムはプレイしてきましたが、本作は学園モノの印象が強く避けてきました。
ただ、プレイしてみるとちゃんとしたファイアーエムブレムでした。
ストーリーも重厚、キャラクターも非常に魅力的です。
もちろん、ファイアーエムブレムシリーズ未経験の方や、シミュレーションRPGをプレイしたことがない方にもおすすめできます。
シミュレーションRPGの醍醐味でもある戦闘システムもチュートリアルを通して説明してくれるので、安心してプレイできます。
【補足】私のファイアーエムブレムプレイ歴
また、参考にあげさせていただくと、私のファイアーエムブレムプレイ歴はこちらです。
2023年5月時点で18作品がリリースされており、13作品をプレイしています。
シリーズ初プレイ作品は「聖戦の系譜」です。当時中学生で、めちゃくちゃハマりました。
親子2代に渡るストーリー、スタイリッシュな戦闘、絶妙な難易度、魅力的なキャラクターたち、どれを取っても最高です。
私の青春の1ページです。
- ファイアーエムブレム 紋章の謎|スーパーファミコン|1994.1.21 発売
- ファイアーエムブレム 聖戦の系譜|スーパーファミコン|1996.5.14 発売
- ファイアーエムブレム トラキア 776|スーパーファミコン|1999.9.1 発売
- ファイアーエムブレム 封印の剣|ゲームボーイアドバンス|2002.3.29 発売
- ファイアーエムブレム|烈火の剣|ゲームボーイアドバンス|2003.4.25 発売
- ファイアーエムブレム 聖魔の光石|ゲームボーイアドバンス|2004.10.7 発売
- ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡|ゲームキューブ|2005.4.20 発売
- ファイアーエムブレム 暁の女神|Wii|2007.2.22 発売
- ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣|ニンテンドーDS|2008.8.7 発売
- ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜|ニンテンドーDS|2010.7.15 発売
- ファイアーエムブレム 覚醒|ニンテンドー3DS|2012.4.19 発売
- ファイアーエムブレム ヒーローズ|スマートフォン向けアプリ|配信中(2017.2.2配信開始)
- ファイアーエムブレム エンゲージ|Nintendo Switch|2023.1.20 発売
ゲーム概要
発売日 | 2019年7月26日 |
---|---|
価格 | ダウンロード版 パッケージ版 7,678円(税込) |
対応機種 | Nintendo Switch |
ジャンル | シミュレーションRPG |
プレイ人数 | 1人 |
メーカー | 任天堂 |
CERO | B(12才以上対象) |
公式サイト | ファイアーエムブレム 風花雪月|公式ホームページ |
難易度
自分にあった難易度を選択することができます。
ノーマル、ハード、ルナティックがあります。
ノーマルがシリーズ未経験者、シミュレーションが苦手な方向け、ハードは敵の能力が上がっており経験者向けです。
ルナティックは最高難易度で、シリーズ経験者でも厳しい難しさです。
私はFE経験者ですが、あまり時間も取れないのでサクサクプレイしたいなと思い、ノーマルを選択しました。
シリーズ経験者なので、楽勝だろうと思いましたが、場面場面で若干苦戦しました。苦笑
ノーマルでも簡単すぎることはないため、迷ったらノーマルから始めるといいと思います。
また、モードは「カジュアル」、「クラシック」の2種類あります。
FEといえば、戦闘で負けたキャラクターは死亡扱いとなり復活しないのですが、カジュアルモードでは離脱したことになり、負けてもペナルティはありません。
こちらも迷ったらとりあえずカジュアルで始めて、慣れたらクラシックでよいと思います。
さらに風花雪月には天刻の拍動という戦闘を巻き戻すことができる機能があり、失敗してもやり直すことができるため、初心者でも安心です。
好きなフェーズからやり直すことができるので、失敗しても安心です。
使用回数には制限がありますが、ストーリーを進めると使用回数が増えていきます。
良かった点
バランスの良い難易度
経験者、未経験者ともに満足できる難易度設定になっていると思いました。
やられてもキャラをロストしないシステム、戦闘中にやり直すことができるシステムには古参ファンからすると賛否あったと思いますが、
自分にあった選択をすれば良いだけの話なので、結果的に成功だと感じました。
主要キャラクターに加えて、NPCまでフルボイスで喋る
私はあまりボイス有無にこだわりがあるほうではないのですが、ボイスがあることでキャラへの愛着が湧きました。
ストーリーにも奥深さ、臨場感が出ますし、フルボイスはよかったです。
引き込まれるストーリー
序盤こそ、学園モノといった雰囲気で進みますが、後半怒涛の展開を見せます。
戦争がテーマとしてあることから、現代社会と通ずるところもあり、立場による正義の違いについて考えさせれる場面もありました。
かつての友と戦い、死んでゆく…。ゲームながら儚さを感じさせられる物語です。
会話では選択肢が頻繁に登場します。
自分はどう思ったのか?、感じたのかを常に問われることで、ストーリーへの没入感が高まります。
個性的なキャラクターたち
ファイアーエムブレムは、個性的で魅力的なキャラクターたちが物語に奥行きを与えてくれます。
本作も例外ではなく、キャラクターたちが非常に魅力的です。
一人一人のキャラクター毎にの設定が細かく描かれています。
表向きは能天気に見えるキャラクターでも、悲しい過去が隠されていたりと、ストーリーを進めるごとにキャラクターに愛着を感じること間違いなしです。
キャラクター一人一人に背負っている過去があり、考えさせられるセリフも多い。
悪かった点
ゲームのテンポが気になる
シミュレーションRPG以外の要素が多く、ストーリー、バトルのみを楽しみたいという方は、面倒に感じる部分があると思います。
本作の主人公は修道院の教師という立場なので、修道院を舞台にストーリーが展開されます。
修道院の散策、生徒とのコミュニケーション、お茶会、釣り、食事会など、メインストーリーを進める以外の要素が充実しています。
これは従来のファイアーエムブレムにはなかった新しい試みです。
主人公を自由に操作して、マップを探索できるというのは悪くはないですが、結構な時間を要することもあり、純粋にストーリー、バトルを楽しみたい人にとっては煩わしさを感じると思います。
修道院での散策はスキップもできるので、不要な人は飛ばせばよいのですが、ゲームのテンポを落としていると感じました。
「1ヶ月の準備期間を経て、課題出撃」の時間が長く、ストーリー展開のテンポを悪くしていると感じることも。
総評・レビュー
ファイアーエムブレム経験者、未経験者、全員におすすめできる傑作だと思います。ストーリー、バトルの完成度は一級品です。
フィールドの散策、釣り、お茶会などの新要素は賛否分かれるところだと思いますが、気に入らなければ時間を割かなければ良いだけなので、大きなマイナス要素ではないと思います。
兵種の変更、上級所へのクラスチェンジの楽しみや、歴代ファイアーエムブレムから引き継がれるレベルアップのBGMなど、従来のファイアーエムブレムの要素は残されているので、シリーズ経験者も「ファイアーエムブレムだ!」と感じることができます。
Switchを持っているのであれば、プレイしないともったいない断言できる作品です。
総合評価 | シミュレーションRPGは万人受けしないジャンルですが、初心者の方でも楽しめる安心設計、かつストーリー完成度は非常に高いです。 全編通してのフルボイスも作品の完成度を高めています。 |
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シナリオ | 一部はほのぼのした雰囲気、二部から雰囲気が一変します。二部からが本番なので、最低でも一部後半までプレイしてもらいたいです。 |
操作性 | UIはよくできており、ストレスに感じることはほとんどないと思います。 チュートリアルも豊富なので路頭に迷うことはありません。 |
システム | 教育、戦闘、自由行動とやれることは盛りだくさんです。むしろできることが多すぎて大変… |
キャラクター | いわゆる美形キャラクターたちが多いです。もちろん、無骨なキャラクター、おじさんキャラもいます。登場キャラクター数は40人以上と非常に多いです。 |
ビジュアル | ハードがSwitchなので、すごく綺麗!ということはありません。いたって普通です。 ファイアーエムブレムとしては、初のSwitchのソフトでもあるので、旧作プレイした方は「ここまで進化したか!」と感じると思います。 ムービーシーンは美麗で必見です。 |
音楽 | 雄大、壮大です。名曲揃いです。 |
やり込み要素 | 周回プレイが必要なゲームなので、引き継ぎ要素があります。周回してキャラクターを強化するなど、やり込み要素ありです。 |
以上、ファイアーエムブレム風花雪月の感想、レビューでした。
発売から3年以上経過しており、プレイしたことがある人も多いと思いますが、まだ手に取ったことがない方がプレイする後押しになれれば嬉しいです。
風花雪月の世界をより深く知りたい方は、攻略本がおすすめです。
私は初回クリアしたあとに購入しました。
値段は少々高いですが、640ページの大ボリュームで情報量が半端ないです。